11月16日、令和4年第4回定例県議会の最終日を迎えました。今季限りで引退する田村けい子議員は、議会終了後の議員と執行部との懇親会で以下のように挨拶しました。
本日、最後の定例議会が閉幕し、感無量でございます。
思い返せば16年前、政治経験が全くない中、県議会議員としての活動をスタートしましたが、生活者、女性、そして母としての視点で、県民の皆様のお声を県にお届けするのが私の仕事との思いで活動してきました。
この16年で最も印象に残っているのは、何といっても東日本大震災でした。さいわい、私の地元つくば市では、大きな被害は免れましたが、福島の原発事故を受け、皆様の安心につながればと、ガイガーカウンターを手に、放射能の測定をしたことが昨日のことのように思い出されます。
翌年にはつくばの竜巻被害、さらには常総の水害など、何度も大きな災害にみまわれ、被災された方への支援とともに、日頃の備えの大事さを皆様におつたえしながら、防災減災にとり組んでまいりました。
政策面におきましては、1期目の時、非核平和茨城県宣言を提案、全会一致で採択されたこと、筑波山のブナ林保全のための全木調査の実施、ジオパークの推進、生物多様性センターの設置、発達障がい者支援センターcoloursの県南への設置などを推進させていただきました。
県議会として活動する中、制度の狭間で支援につながらない方などを数多く目にし、まだまだ課題が多いことを実感しています。これからは、これらの課題に向き合いながら、地域貢献の活動を展開してまいる所存です。執行部の皆様、先輩、同僚議員の皆様の長きにわたるご指導ご鞭撻に心から感謝を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。