3月29日、茨城県議会公明党の政務活動を広く広報する「茨城県議会公明党政務活動報告2021」が完成し、県内主要都市に新聞折り込みで配布されました。
B3版サイズ4ページ建ての紙面は、一面に高崎進議員代表質問。二面には田村けい子議員の一般質問。三面は村本修司議員の予算特別委員会、八島功男議員の防災環境産業委員会の質疑の模様を掲載しました。
4面は、コロナ対策に関わる県議会公明党の活動をまとめました。
ワクチン接種に万全な体制準備
(政務活動報告2021より)
高崎進議員がコロナ対策など代表質問
新型コロナワクチン接種の体制と取り組み
【高崎進議員質問】
新型コロナワクチンの接種が医療従事者を中心に先行スタートし、県民の関心が高まっている。
県は、国、市町村と緊密に連携し、接種までの手順や順番などを県民に分かりやすく説明し、混乱なく接種できるよう、準備を進めていただきたいと考える。
また、県民からのワクチン接種に関する相談に対応できる窓口の整備も必要と考えるが、新型コロナワクチン接種の体制と接種の取り組みについて知事に伺う。
【大井川知事答弁】
県では、選任職員からなるチームを立ち上げ、予防接種の実施主体である市町村や県医師会等と連携して、接種体制の構築に全力で当たっている。
ワクチン接種に関する県民の不安を解消していくため、県においては、副反応などに関する専門的な相談窓口として、今月1日にコールセンターを開設した。さらに、より専門的な対応が必要となる場合に備え、4月からは連携医療機関を置き、診療相談体制の強化を図る。
医療提供体制と療養環境の整備
【高崎進議員質問】
新型コロナウイルス感染症患者への対応に追われ、コロナ以外の病気の診療が制限されるなどの影響も生じています。県民の命を守るため、医療提供体制の確保は、最優先の課題である。
また、自宅での療養体制も重要である。血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターを自宅療養者の方に全員配布し、重症化に至る前に医療機関を受診できるようにしていくことが重要と考える。
今後の医療提供体制と療養環境の整備について、知事の所見を伺う。
【大井川知事答弁】
救急医療に影響が生じないよう、昨年から感染が疑われる傷病者の危険度を判定するトリアージシートや「たらい回し」を防ぐための病院輪番制を導入している。
自宅療養者への健康観察については、健康観察チームを設置し、一日2回の聞き取りの対応を行っている。ご指摘のパルスオキシメーターについては、特に必要と思われる方に対し貸し出しをしているが、今後は対象を拡大して貸出しを進めていく。
特別支援教育の総合的な推進
【高崎進議員質問】
水戸特別支援学校や友部特別支援学校は老朽化が進んでおり、校舎への対策が必要。また、特別支援教育に携わる教員の専門性の向上のため、センター的機能の充実を図るべきである。
また、ソフトとハードの両面を備え、特別支援教育を総合的に推進していくため、県独自の特別支援教育推進計画といったビジョンの策定も必要である。特別支援教育の総合的な推進について伺う。
【教育長答弁】
老朽化した校舎は、長寿命化計画に基づき、順に改修を進める。水戸・友部特別支援学校については、空調設備設置やトイレの改修などを実施する。
また、特別支援教育の総合的な推進に向けたビジョンを明確に示すことは大変重要であり、今後の特別支援教育の在り方を検討していく。