医療・福祉・介護 村本修司

精神障がい者2級のマル福適用が実現/令和5年9月議会での村本議員の提案が実現

茨城県は、来年度から、「マル福」(福祉医療費助成制度)について、精神障害者保険福祉手帳2級を持つ精神障害者に対象拡大する方針を固めました。2月11日付け読売新聞が伝えました。
精神障害2級を対象とした医療費助成は、関東地方の都県では初めてです。これまでは精神障害は1級までが対象でしたが、今回の改正で新たに450人ほどが加わり、外来、入院の自己負担がなくなります。
茨城県議会公明党の村本しゅうじ議員は、令和5年9月の県議会一般質問で、このマル福対象拡大について保健医療部長に提案。保健医療部長は「精神障害者の方は、収入が少なく、平均勤続年数も短いことから、経済的に苦しい状況にあることも承知しており、また、精神障害者及びその家族に対する相談、支援活動を行っている茨城県精神保健福祉会連合会からも、手帳2級保持者へのマル福適用を早期に実現してほしいとの強い要望をいただいているところであります。県といたしましては、手帳2級保持者へのマル福の適用につきまして、本県の財政状況、身体障害者、知的障害者の方との公平性などを勘案しながら、他県の事例も参考にしつつ、どのような対応ができるか、今後検討してまいりたいと考えております」と、答弁していました。