6月3日、台風2号や梅雨前線の影響により、取手市双葉地区では床上浸水324件、床下浸水240件、合計約564件がほぼ丸1日浸水するなど、未曽有の水害が発生しました。茨城県議会公明党は、被害発生の翌日から現地入りし、現地の実情掌握や被災者の支援に当たってきました。
特に山本美和議員は、再びこうした災害が起こらないように、必要な対策を地元住民とともに検討してきました。
これにも地元県議の川口 まさやも、要望提出に多大なご協力をいただきました。
席上「双葉水害減災を目指す会」代表の山本佐代子さんは、「私たち住民が 、水害を恐れることなく双葉地区に住み続けることができ、双葉地区を出ていった子供たちが安心して戻って来て住み続けることのできる安心安全の地域づくりのために、一刻も早く抜本的な水害対策を講じていただきたい」と語り、以下4点の具体的な要望を行いました。
- 双葉地区内2か所にあるポンプ場の増強をはじめ、ポンプの稼働状態を住民がリモートで確認できるように可視化、状態を住民がリモートで確認できるように可視化、空き家や空き地を有効に使った貯水池の設置の設置等の対策を講じていただくとともに、ポンプ場には、停電時に必ず動作する非常用電源の設置をしていただきたい。また、また、双葉地区内のポンプ場だけでなく、長時間の降雨に備えて、2つの機場への非常用電源の設置を強く求めます。
- 双葉地区には、今回の大雨により周囲の水田や農業用排水路から大量の水が流入しました。浸水発生の要因を詳細に分析するとともに、それぞれの箇所から、水が流入しないような対策を早急に講じていただきたい。
- 勘兵衛堀の治水対策をさらに強力に講じていただくとともに、勘兵衛堀の水位計測や、水位による機場の自動運転を検討していただきたい。また、状況に応じて夏場でも小貝川へつながる水門を開閉させることで、排水能力の向上が図れないか検討していただきたい。
- 今回の水害が発生した要因の一つに、牛久沼の増水が関係していると思われます。牛久沼の増水が双葉地区の水害に影響を及ぼしたかどうかも含め、調査していただきたい。牛久沼の水が双葉地区に浸水被害を及ぼさないように、牛久沼下流の八間堰の仮締切鋼矢板を可能な限り下げるとともに、調整池、堤防強化などの対策を早急に講じていただきたい。