令和5年度の茨城県の「第2次茨城県総合計画~『新しい茨城』への挑戦~」における主要指標の実績がまとまり、公表されました。
「いばらき幸福度指標」は、茨城県は全国順位で13位を獲得。特に「新しい豊かさ」では5位、「新しい人財育成」では15位という高い評価を受けています。これは、県民の所得や雇用状況など、客観的な指標に基づいた評価であり、茨城県の総合的な発展を示すものです。
また、県外企業の立地件数において茨城県は7年連続で全国1位を維持しました。2023年度には47件の企業が新たに茨城県に進出し、成長産業の本社機能の移転や生産拠点の整備が進んでいます。これにより、工場立地件数でも全国1位(75件)を達成しており、県の産業基盤の強化が顕著です。
さらに、農業分野においても茨城県は好調です。2022年の生産農業所得は全国10位となり、新たなブランド商品や農産物の輸出拡大など、農業の高付加価値化が進んでいます。荒廃農地再生面積では全国1位(累計4,913ha)を記録しており、地域農業の再生と持続可能な発展が進展しています。
社会福祉分野でも、茨城県は積極的な取り組みを展開しています。「小児マル福」の入院対象者を高校3年生まで拡大し、全国で11都県が同様の取り組みを行っています。また、認知症にやさしい事業所認定数は1,932事業所に達し、本県独自の認定制度の効果が現れています。
最後に、茨城空港の旅客数において、国内線旅客数が過去最高の70万人を達成し、空港の利便性と魅力が一層向上しています。また、農産物の輸出額も過去最高の17.5億円を達成し、海外市場での茨城産品の評価が高まっています。