新型コロナウイルスとの長期戦を見据え、感染予防と社会経済活動を両立する「新しい生活様式」が求められています。茨城県議会公明党では、国や茨城県の情報をもとに、ウイズコロナの「新しい生活様式」の実践例をまとめました。
クラスター(感染者集団)が発生しやすいのは密集、密接、密閉の「3密」に加え、声を出したり、呼吸が荒くなる環境です。それを避ける「新しい生活様式」の実践が欠かせません。
そして、最大の予防策は、石けんによる手洗いの励行です。30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗うことが大事です。帰宅したら、まず手や顔を洗い、すぐに着替える。熱めのシャワーも有効です。
移動(外出や交流)で気を付けたいことは、人との間隔はできるだけ2メートル空けることです。これにより感染リスクを大幅に減らせるとの研究結果が、イギリスの医学誌ランセットに取り上げられています。
また、マスク着用の効用も、はっきり示されています。症状がある人は他人にウイルスをうつさないために、健康な人は感染予防のためにマスクを着用すべきです。国では、接触確認スマホアプリ(COCOA)を活用することを進めています。スマホにアプリをダウンロードすると、万一感染した人との濃厚接触の可能性があった場合に、メッセージでお知らせが届きます。
部屋での生活は、「3密」を避けることと「換気」が重要です。夏に向けて、エアコン使用頻度が上がります。エアコンは室内で空気を循環させるだけで換気にはなっていません。最低、1時間に1回は2カ所以上の窓を開けて、部屋の換気をすることが必要です。ダイキン工業の調査によると、エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、窓を開けて換気するたびにこまめに入り切りすると、電気代が上がってしまう可能性があります。室内で健康で快適に過ごすためにも、窓開け換気時はエアコンをつけっぱなしがお勧めです。
毎日、定期的に健康チュックも行いましょう。毎朝、体温を測り発熱や風邪症状があれば自宅で静養します。新型コロナ感染症で初期によく見られるのは、発熱、せき、喉の痛み、鼻水などの呼吸器症状、強いだるさ――などです。すぐに息苦しさが現れるわけではありません。若い女性を中心に、食べ物の味やにおいが分からないと訴える人が多いことも分かっています。
買い物は、できるだけ空いている時間に素早く計画的に行いましょう。通販や電子決済を活用し、できるだけ他人との接触機会を減らすことを心がけましょう。 公園や公共交通機関では、空いている時間を利用します。会話は控えめにしましょう。 食事は、持ち帰りや出前、デリバリーを積極的に活用します。屋外での食事はお勧めです。大皿を避けて個別に料理を取り、グラスやおちょこの回し飲みは避けましょう。会話もできるだけ控えます。接待を伴う飲食の場は要注意。「夜の街感染」に最大限の警戒を!
イベントなどのへの参加の際は、接触確認スマホアプリ(COCOA)や茨城県が開発した「いばらきアマビエちゃん」を活用し、感染リスクをできるだけ早く察知しましょう。発熱・風邪症状があったら、勇気をもって“参加しない”決断を。 ウイズコロナの時代にふさわしい働き方に挑戦。テレワークやローテーション勤務、時差出退勤を積極的に活用します。会議は、なるべくリモート、オンラインで行います。